特別支援教育士とは
特別支援教育士“Special Educational Needs Specialist”略称:S.E.N.S(センス)は、本協会が認定するLD・ADHD等のアセスメントと指導の専門資格です。
特別支援教育士〔S.E.N.S〕の養成は2001年3月から始まり、2004年度までは資格名を「LD教育士」としていましたが、教育支援の対象がLDだけでなくADHD等にも拡大している現状に合わせて、2005年度より新しい資格名となりました。
特別支援教育士〔S.E.N.S〕における2つの資格
特別支援教育士には、
特別支援教育士〔S.E.N.S〕と、
その上位資格である
特別支援教育士スーパーバイザー
〔S.E.N.S-SV〕の
2つの資格があります。
特別支援教育士〔S.E.N.S〕
特別支援教育士〔S.E.N.S〕の資格を取得するには、①一般社団法人日本LD学会の正会員であること②LD・ADHD等の関連職種に所定の時間以上従事していること等が条件で、その上に、③本協会が主催する養成セミナーを受講して、規定のポイントを修得することが求められます。
現カリキュラムでは、概論、アセスメント、指導、特別支援教育士の役割、実習の5つの領域から合計36ポイントを取得することになっています。
現在、開催している養成セミナーには、学校の教員を始めLD・ADHD等の児童・生徒の支援にかかわる専門職の人たちが、全国から数多く参加しています。
特別支援教育士スーパーバイザー〔S.E.N.S-SV〕
本協会では、特別支援教育士〔S.E.N.S〕の資格を取得して2年以上経過した人の中から、LD・ADHD等の研究・指導実践に優れている人、各地域でLD・ADHD等の教育・支援活動の中心となっている人に、「特別支援教育士スーパーバイザー〔S.E.N.S-SV〕」の資格を授与しています。
本協会では、S.E.N.S-SVを、専門家チームの一員として、LD・ADHD等のアセスメントや個別の指導計画の立案・実施に関して周囲の人たちに指導助言でき、その地域の特別支援教育のリーダーとして十分な実践歴を持つ人材、つまり、特別支援教育の「真のプロフェッショナル」として位置づけています。